研究課題
若手研究
環境保全やSDGsの流れを受けて,有機農業のような環境に配慮した生産活動が強く求められている。我が国においても有機農業の普及拡大は喫緊の課題であるが,遅々として進んでいない現状がある。この背景には消費者が有機農産物に割高感を感じて購買に至っておらず,市場が小規模なまま停滞している可能性が考えられる。しかし,消費者はどの程度の価格であれば実際に有機農産物を購入するのかよくわかっていない。そこで,本研究では,実験オークションとナッジを組み合わせた実験的アプローチによって,有機農産物に対する支払意思額の推計や,購買を促進する効果的な情報提供方法について検証する。