研究課題
若手研究
視空間的注意は、他者視線の影響を受けることがしられる。視線を手掛かりとしたこの注意の偏向は、ヒト社会性の基盤をなす生理・心理学的特性の一つと考えられ、社会的文脈によって柔軟なふるまいを示すとされてきた。本研究では、視線の価値という概念の導入により従来知見を体系化できる可能性を探るとともに、瞬時に変化する他者視線を、その価値に応じて迅速かつ自動的に注意制御に利用する効率的な空間注意の制御機構について検討を行う。