研究課題
若手研究
本課題では、抗がん剤誘発末梢神経障害(CIPN)における脱髄と感覚神経異常の因果関係を明確化することで、CIPN の本質的発症機序の解明を目指す。申請者が開発した髄鞘を有する感覚神経オルガノイドや、独自に改良したマウス ex vivo 神経標本を用い、脱髄誘導後における 1)感覚神経の退縮・変性のタイムラプス解析、2)感覚神経線維(Aβ、Aδ、C)ごとの活動変化の可視化・解析を行う。得られた結果を基に、脱髄と、感覚神経の形態変化を伴う異常応答の関連性を評価することで、CIPN発症要因を抽出する。