研究課題
若手研究
糖尿病の治療反応性や合併症の発症・進展には明らかな性差がある一方、男性と女性で、どの要因に、いつ、どの程度注意すべきかの具体的な治療法が確立しておらず、現在の糖尿病診療で性差が考慮されることは殆どない。本研究では、治療反応性(血糖コントロール及び副作用発現)や糖尿病血管合併症(糖尿病関連認知症も含む)の発症・進展に影響しうる様々な生物学的・社会的要因の性別特異的な影響を、豊富な臨床情報と遺伝情報、各種バイオマーカー、メタボロームを駆使して解明し、臨床応用につなげることを目的とする。