研究課題
若手研究
本研究では、まず細胞医薬の材料として特に注目されるT細胞と幹細胞、そして独自に有するin vitroヒト脳モデルを用いながら、細胞を脳腫瘍部へ集積させるための新規技術開発に取り組む。まずは、脳移行性を示すペプチドを用いた細胞への脳腫瘍血液関門(BBTB)透過能付与技術の構築に取り組む。続いて、脳腫瘍部細胞送達 (BBTB特異的透過能付与) 法を確立する前段階として、BBTB探知×透過能付与のコンセプト実証、そしてBBTB特異的に高発現する遺伝子の同定を行なう。最後に、上記解析からBBTB透過およびBBTB探知に有用と判断したペプチドおよび受容体を活用し、あらゆる細胞種に高いBBTB特異的透過能を付与できる技術を確立に取り組む。