研究課題
若手研究
主要組織適合遺伝子複合体(major histocompatibility complex: MHC)class II(MHC-II)は外来病原体情報を免疫細胞間で伝達するために必須であり、特異的な免疫機構である獲得免疫の要となる分子である。我々は以前の研究でFBXO11がMHC-II経路の主要な負の制御因子であることを解明した。本研究ではFBXO11の免疫学的意義を明らかにし、炎症性疾患におけるFBXO11の役割を解明することを目的とする。MHC-IIの異常な発現上昇が炎症性疾患に与える影響を解き明かすと共に、自己免疫疾患などの炎症性疾患の新たな発症メカニズムの解明につながる可能性がある。