研究課題
若手研究
複雑な動態を呈する消化管において、精査、治療、臨床教育の面で緻密な空間的理解が必須である。国際的に医療界で拡張現実技術が普及する一方で、AR、MR、メタバースを含む視覚技術は実際の物理的現実は変えることができない。実空間に表示する空中結像技術は仮想現実を超越する革新的な非接触型新規ツールの位置付けにあるが、消化管分野への応用例はない。本研究では、光学的位相変調とデジタルホログラフィの融合により、時間軸を含めた実空間での四次元可視化技術の全貌を解明する。この成果で、空中結像を基盤とした内視鏡技能とIT技術の融合させた新規情報提示技術を確立し、さらなる臨床活用、医学教育面で新たな波及効果を得たい。