研究課題
若手研究
細胞から放出される小胞の一つであるエクソソームは放出元の細胞の蛋白質などを有するため、これを解析することで、放出元の細胞を採取しなくても、その性質を評価できる。検査を受ける方の負担も少なくて済むため、エクソソームは診断検査における重要性が認識されつつあり、特に癌の検査としての研究や実用化が進んでいる。一方、糖尿病・高血圧・脂質異常症といった生活習慣病やそれに引き続いて発症する心臓病、腎臓病、脳卒中のリスクや治療効果の評価にもエクソソーム検査は有用であると考えられる。本研究で上記を解明し、病気のより良い予防や適切な治療につなげることで国民の更なる健康の増進と維持を目指す。