研究課題
若手研究
パーキンソン病 (PD) は加齢に伴い発症率が増加し、今後もさらなる患者数の増加が予測されている。加齢に伴うミクログリアの変化が、PDの進行に深く関与していると考えられている。ミクログリアは脳内炎症の中心的な役割を担っており、加齢マウスの認知機能障害の原因としてミクログリア活性化が報告されるなど、加齢に伴うミクログリアの機能変化が注目されている。本研究では、加齢マウスにおいて、ミクログリアの除去・再生の有無でPDモデルの誘導した場合の差について検討する。PDの発症における加齢ミクログリアの役割を解明し、PDの新たな治療選択肢としてミクログリアの除去および再生の可能性を探る、ことを目的とする。