研究課題
若手研究
うつ病は世界的に有病率が高く、中心的な治療法である抗うつ薬の効果に限界があり、新たな治療方法の確立が必要である。扁桃体の異常な活動亢進は不適切なネガティブ感情の表出に繋がるが、皺眉筋の動きを抑制すると扁桃体の活動性が低下する報告がある。A型ボツリヌス毒素の皺眉筋局所注射によるうつ病への有効性についてはまだ海外の数か国でしか研究されていない。本研究では日本で初めてA型ボツリヌス毒素皺眉筋局所注射のうつ病患者への治療効果の有効性を見出す。更に世界で初めてA型ボツリヌス毒素によるうつ病患者介入前後での網羅的なケモカイン解析・DNAメチル化解析を行う。