AMPA受容体ネットワークマッピングによる精神症状の神経基盤の解明

• 研究課題/領域番号: 25K19086
• 研究種目: 若手研究
• 配分区分: 基金
• 審査区分: 小区分52030:精神神経科学関連
• 研究機関: 横浜市立大学
• 研究代表者: 岡村 幸子 横浜市立大学, 医学研究科, 学振特別研究員 (91010883)
• 研究期間 (年度): 2025-04-01 – 2028-03-31
• 研究課題ステータス: 交付 (2025年度)
• 配分額: 4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円); 2027年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円); 2026年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円); 2025年度: 2,730千円 (直接経費: 2,100千円、間接経費: 630千円)
• キーワード: AMPA受容体

研究開始時の研究の概要

グルタミン酸受容体であるAMPA受容体は神経可塑性において中心的な役割を担い、学習や記憶の基盤となる。精神疾患の病態にAMPA受容体密度の変化が関与することが示唆されているが、同一疾患内でもAMPA受容体変化領域には個人差があり、特定領域の異常が全ての患者で症状と直結するわけではなかった。本研究では、AMPA受容体変化領域の知見と大規模健常者群の安静時脳機能MRIデータを組み合わせたAMPA受容体ネットワークマッピング法を開発する。患者ごとで領域が異なるAMPA受容体密度異常が、脳内ネットワークを介して共通の領域に間接的な影響を与え、共通の精神症状に寄与しているという関係を明らかにする 。