核医学内用療法患者の排泄尿の固形化廃棄法に関する研究

• 研究課題/領域番号: 25K19110
• 研究種目: 若手研究
• 配分区分: 基金
• 審査区分: 小区分52040:放射線科学関連
• 研究機関: 熊本大学
• 研究代表者: 山下 康輔 熊本大学, 大学院生命科学研究部(保), 講師 (71006129)
• 研究期間 (年度): 2025-04-01 – 2028-03-31
• 研究課題ステータス: 交付 (2025年度)
• 配分額: 4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円); 2027年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円); 2026年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円); 2025年度: 2,600千円 (直接経費: 2,000千円、間接経費: 600千円)
• キーワード: 核医学内用療法 / 固形化処理 / 環状オリゴ糖 / ルテチウム-177 / ヨウ素-131

研究開始時の研究の概要

本研究は、131Iおよび177Luによる核医学内用療法を受けた患者の排泄尿における放射性化合物の化学形を明らかにし、化学的アプローチを用いて、回収および脱臭固形化する方法を開発する。さらに患者排泄尿を利用した臨床試験によって、その方法の妥当性を明らかにする。具体的には、排泄尿中の131Iおよび177Lu化合物の化学形を特定し、環状オリゴ糖および吸水ポリマー等を用いることで、放射性物質を効率的に回収および脱臭し、固形化手法を開発する。排水施設における貯留量の制限に左右されることなく、核医学内用療法が実施できると同時に、将来的な治療件数の増加に繋がるため、本研究の核医学診療に対する貢献は大きい。