研究課題
若手研究
肝臓は代謝、解毒、胆汁生成などを担う重要な臓器である。近年、生活習慣の悪化や超高齢化、多剤併用による肝機能低下により肝機能障害が増えている。肝疾患は自覚症状が乏しく、進行後に発見されることが多いため、繰り返し・非侵襲的技術による早期発見が必要とされる。MRSは複数の代謝物質を一度に、非侵襲的に検出でき、実中研に導入した超高磁場である11.7T MRIは、高感度・高分解能で代謝物を観測できる。超高磁場11.7T MRIにより、ヒトに非常に近い代謝を再現できるHu-liver TK-NOGでの毒性評価系をし、肝臓による代謝機能が薬剤の動態や疾患の発症に対する影響を明らかにする。