個別化医療に向けたリアルタイムX線撮影線量最適化システムの開発

• 研究課題/領域番号: 25K19143
• 研究種目: 若手研究
• 配分区分: 基金
• 審査区分: 小区分52040:放射線科学関連
• 研究機関: 茨城県立医療大学
• 研究代表者: 安江 憲治 茨城県立医療大学, 保健医療学部, 助教 (80961705)
• 研究期間 (年度): 2025-04-01 – 2028-03-31
• 研究課題ステータス: 交付 (2025年度)
• 配分額: 3,640千円 (直接経費: 2,800千円、間接経費: 840千円); 2027年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円); 2026年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円); 2025年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
• キーワード: X線撮影 / 線量最適化 / RGB-Dカメラ

研究開始時の研究の概要

X線撮影の線量最適化指標は、入射表面線量 が診断参考レベルとして制定された。しかし、この値は「標準的な」患者に対するデータであり、患者「個々の」線量最適化に適応できない課題がある。そのため、臨床では患者に合わせた線量最適化は診療放射線技師の主観的・経験的な判断に依存し、被ばく線量や画質は撮影者によって異なることが現状である。本研究は個別化医療に適応したX線撮影の線量最適化を目的として、RGB-Dカメラによる高精度な被写体厚計測技術とシミュレーションによるリアルタイムX線画像再現技術を用いることで被写体撮影前に患者の被ばく線量および画質評価が可能なX線撮影線量最適化システムを構築する。