研究課題
若手研究
タンパク質のアルギニン残基をシトルリン残基に変換する酵素であるPAD4(Peptidyl arginine deiminase 4)は、通常は血球系細胞にしか発現せず、ヒストンのシトルリン化を介して炎症反応に関する遺伝子発現を調整しているが、一部のがん細胞でも発現が認められている。本研究では、がん細胞におけるPAD4の発現メカニズムを同定すると共に、がん悪性形質への影響やそのメカニズムを同定することで、新規治療標的の可能性について検討する。