研究課題
若手研究
脳神経領域の手術においては、近年低侵襲治療である脳血管内治療が大きく進歩し、普及してきている。脳神経領域の疾患の中でも、硬膜動静脈瘻は、IVRが主たる根治的治療であるが、疾患が稀かつ病態が複雑なこともあり、治療の難易度は高い。dAVFの手術成績向上のためには、正確な画像診断の元、術前のシミュレーションを行い、適切な手術戦略をとる必要がある。脳還流画像による術前評価、3D pirinterを用いて術前シミュレーションや若手教育を積極的に行っている。また、より確実に根治が得られるための手術方法(シャント血流の制御)の有用性を、in vitroの検討も用いて証明する。