研究課題
若手研究
ヒトの身長の性差および個人差を生むメカニズムは十分に解明されていない。申請者らは近年、ヒト軟骨組織における性染色体の成長遺伝子 SHOX の発現量性差が身長の性差を生む可能性を見出した。さらに、SHOX 発現調節の個人差が成人身長の個人差を生む可能性を示唆するデータを得ている。本研究では、SHOX 周辺のDNAメチル化解析、およびSHOX 周辺のDNA配列変化と身長の相関解析により、「身長の性差および個人差に寄与するSHOX 発現調節領域の同定」を目指す。本研究により得られるSHOX 発現調節領域の情報は、身長の性差および個人差を生むメカニズム解明の足がかりとなる。