研究課題
若手研究
膵癌は予後不良で、膵癌の早期診断と新規治療法確立は喫緊の課題である。近年、脂肪膵が膵癌に関与していることが明らかとなったが、どのように影響を与えているかは不明で、脂肪膵が膵癌に与える影響を解明することは、膵癌の予防、早期発見、新規治療法開発といった膵癌の予後改善に繋がる。本研究はFABP(Fatty acid binding protein)を用いて脂肪膵と膵癌の関係を明らかにし、膵癌の現状を打破することである。マウス脂肪膵モデルと膵癌同所移植腫瘍モデルを組み合わせたマウス脂肪膵膵癌モデルを用いて、FABP4とFABP5が膵癌の発癌、増殖、浸潤、転移に与える影響を明らかにする。