研究課題
若手研究
本研究は、『成人先天性心疾患をもつ患者さんにおいて腎うっ血による腎機能増悪のハイリスク群を早期に抽出し介入をすることで、将来的な心腎予後を改善できるのか』を核心をなす問いとしております。そこで本研究では、成人先天性心疾患をもつ患者さんを対象として腎臓超音波検査を用いて腎うっ血の実態を把握し、腎うっ血に関連する病態や因子を解析することで、腎機能低下のリスク因子や有用なバイオマーカーを検討し、腎予備能の低下した腎機能増悪のハイリスク群を早期発見・早期介入することを目的としております。さらに追跡研究を行い、腎うっ血の有無により腎予後および心予後がどのように変わるのかを前向きに検討します。