研究課題
若手研究
ポドサイト数の減少が、末期腎不全に向かう共通経路であるという「ポドサイト減少仮説」が広く受け入れられている。しかし、ポドサイト指標の臨床的意義に関する知見は未だ乏しい。そこで申請者は、腎生検検体にも適用可能な独自のポドサイト指標推算法を確立した。本研究では、1) ポドサイト指標を推算可能な深層学習プログラムを作成すること、2) 各種CKD原疾患ごとにポドサイト指標と腎予後・治療反応性との関連を明らかにすることを目的とする。本研究の成果は、臨床でのポドサイト指標解析・利用の普及やポドサイト指標に応じた治療選択に繋がる可能性があり、CKD診療の質の向上に貢献することが期待される。