研究課題
若手研究
SGLT2阻害薬の臓器保護機序を解明することを目指す。FoxQ1/FoxO1/DEPP1経路とグルカゴン遺伝子由来ペプチド(GcgDPs)が関与する可能性に注目している。先行研究から、SGLT2阻害薬が野生型マウスにおいてこの経路を変化させることが示され、この変化がGcg欠損マウスでは生じないことが明らかになった。本研究ではGcg欠損マウスにGcgDPsを補充し、SGLT2阻害薬を投与して、FoxQ1/FoxO1/DEPP1経路を介した臓器保護効果の有無を検証する。この結果が得られれば、SGLT2阻害薬による臓器保護機序の新たな理解が進み、今後の治療薬開発に新たな分子標的を提供できる。