研究課題
若手研究
肥満症は国民の生命予後に悪影響を与えため,肥満症の予防・治療は重要な課題である.我々は肥満症予防の鍵として唯一食欲増進効果を有する消化管ホルモンであるグレリンに着目した。グレリン分泌に関してプリン受容体を介した調整メカニズムが存在するという仮説を立てた.本研究では以下の方法で仮説の証明を目指す.【1】グレリン産生細胞に発現するプリン受容体のサブタイプ特定【2】プリンヌクレオチドを同細胞に作用させた際の機序解明及びグレリン産生量の変化確認【3】in vivoにおいて同様の機序が機能の存在証明.以上を通してグレリンの調整機能を有するプリン受容体を標的とした薬剤開発を目指す.