研究課題
若手研究
人工呼吸療法はARDS(急性呼吸窮迫症候群)の治療の中心であり集中治療および周術期医療の根幹をなしている。新たな解析技術である胸部デジタルX線動態撮影システム(DDR)により,人工呼吸患者の肺野,横隔膜,肺血流等を吸気位から呼気位へと連続的にとらえたうえで,換気や肺血流を動画として可視化することが可能となった。DDR撮影により得たデータを解析して,ARDS患者の呼吸状態をより正確に評価して,新たな人工呼吸器離脱戦略を確立する。