研究課題
若手研究
本研究は、救急外来または循環器内科外来で失神を主訴に来院した患者を対象とする。血液検査、心電図、CTスキャンなどの検査によって、貧血、心臓病、神経疾患などの器質的な原因を除外した後、神経調節性失神(NMS)が疑われる患者はヘッドアップチルト(HUT)検査を受ける。その後、血管機能に関連する物質である血中のアデニル酸シクラーゼ活性量を測定する。また、失神の診断と治療を改善するために、長期予後追跡、AC活性測定、Insertable Cardiac Monitor (ICM)の植え込み、カテコラミン遺伝子解析を行い、失神の予防・治療法の発見に挑む。