研究課題
若手研究
四肢開放骨折後の偽関節は大きな社会的損失をもたらす。テリパラチドは、間欠投与により骨癒合促進効果が示されているが、患者の負担が大きいこと、またmiRNAの関与については未だ不明な点が多い。本研究の学術的問いは①PTHの間欠投与より発現が調節される特異的miRNAは何か?②ラット大腿骨骨折モデルにおいて同定された特異的miRNA導入骨芽細胞を骨折部に移植することで、PTHの全身投与と同等もしくはそれ以上の骨癒合促進効果が得られるか?である。さらにラット大腿骨難治性モデルでの有効性が証明され、将来的に臨床応用に繋げられれば偽関節患者の減少など社会的に大きな意味を持つものと考えている。