研究課題
若手研究
MRI技術の進歩により高精細画像が得られるようになったが、筋骨格系構造物のMRI画像が実態を正確に反映しているかは不明確である。本研究の目的は、①健常者MRIを用いてFRACTUREやqDESSにおける腱や神経の撮像能を評価すること、②新鮮凍結屍体の上肢のMRI撮像を行い、腱・神経などの構造物の形態学的計測値が実際の解剖値を正確に反映しているか評価することである。本研究は画像診断と実際の解剖学的構造の関係を解明し、その知見を臨床応用する。微細構造の正確な評価により、疾患診断能の向上、適切な医療提供、手術計画の最適化と精度向上が可能となり、患者に直接的利益をもたらす重要研究である。