研究課題
若手研究
我々は夜間多尿モデルマウスから一酸化窒素(Nitric Oxide, NO)産生低下と塩分過剰摂取の組み合わせが腎局所RASを亢進させ夜間多尿を引き起こすことを明らかにした。さらに腎交感神経除神経により夜間多尿が改善すること、またNO産生低下が脳交感神経中枢や腎交感神経を介して腎局所RASを活性化させることを見出した。我々はNO産生を増加させる運動療法により脳交感神経中枢や腎交感神経の活性を低下させ、腎局所RAS活性を低下させ夜間多尿を改善できるとの仮説を立てた。本研究では夜間多尿における脳交感神経中枢の役割を解明し、脳交感神経中枢をターゲットとした夜間多尿の新規治療法を開発することを目指す。