研究課題
若手研究
近年子宮体癌治療にpoly ADP-ribose polymerase(PARP)阻害薬と免疫チェックポイント阻害薬(ICI)併用療法が導入された。しかし、PARP阻害薬とICI併用療法の論理的根拠は不足しており、効果増強の分子学的機序は解明されていない。そこで本研究ではPARP阻害薬とICI併用療法の効果をもたらす分子学的機序を解明する。子宮体癌の検体より3次元培養(オルガノイド)を樹立し、生体に近い条件でのPARP阻害薬添加による感受性実験を行う。これによる腫瘍免疫微小環境の変化等をマルチオミックス解析にて明らかにし、ICIの効果増強を担保する免疫環境因子の発現状況を浮き彫りにする。