研究課題
若手研究
妊娠高血圧腎症母体では腸内細菌叢や血中代謝産物の変化が報告されているが、胎児への影響は未解明である。出生後の長期的影響として、神経障害・呼吸障害などと並び、消化管機能障害は児の成長を妨げる臨床上重要な合併症である。本研究は、母体因子が胎仔腸管局所に与える分子学的影響と、出生後の二次的炎症への感受性との関連を明らかにする。母体因子として、母体腸内代謝産物に着目し、その胎児への影響と予防的介入による児の予後改善の可能性を検証する。