研究課題
若手研究
網膜の正常機能維持には適切な血流配分が不可欠である。眼灌流圧低下や酸素分圧変動に対する網脈絡膜血流の自己調節能破綻は、多くの網脈絡膜疾患進行に関与している。申請者は動脈硬化疾患が硝子体手術中の網膜血流・自己調節能破綻と関連することを解明した。本研究ではブタの生体実験系を用い、ピッグ・レーザースペックルフローグラフィーにより網脈絡膜血流・自己調節能を解明する。本研究成果は動脈硬化疾患に起因する網膜症への新規治療薬開発や、患者の既往疾患に配慮した低侵襲硝子体手術実現への貢献が期待される