研究課題
若手研究
CCR5遺伝子の機能欠失型変異保有者は変形性関節症等の骨・関節疾患に抵抗性を示すとされているが、CCR5の病態における機能は十分に理解されていない。CCR5は破骨細胞の分化に必須であること、さらには、進行性/特発性下顎頭吸収(PCR/ICR)患者の血中CCL5レベルが高いことが明らかになった。PCR/ICRは、下顎頭への機械的負荷の亢進が、その病態背景にある。しかし、本病態においてCCR5と下顎頭への機械的負荷の亢進がどのように関与するかについては不明である。本研究では、機械的負荷の度合いとCCR5シグナルとの病態相関を解明し、PCR/ICRの新規治療法や新規の創薬標的の探索を目指す。