細胞間接着因子に着目した抗がん剤による味覚障害発症機序の解明

• 研究課題/領域番号: 25K20407
• 研究種目: 若手研究
• 配分区分: 基金
• 審査区分: 小区分57060:外科系歯学関連
• 研究機関: 広島大学
• 研究代表者: 大林 奈美 広島大学, 病院(歯), 歯科診療医 (00940983)
• 研究期間 (年度): 2025-04-01 – 2028-03-31
• 研究課題ステータス: 交付 (2025年度)
• 配分額: 4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円); 2027年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円); 2026年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円); 2025年度: 2,470千円 (直接経費: 1,900千円、間接経費: 570千円)
• キーワード: 味覚 / 味覚障害 / 抗がん剤 / 塩味

研究開始時の研究の概要

本研究は、抗がん剤イリノテカンが味覚感受性に与える影響を解明することを目的とする。疫学研究では、治療前後の味覚検査により客観的味覚閾値の変化を記録し、体組成、栄養状態、疾患など関連因子を探索するとともに、質問紙調査で主観的変化を評価する。動物実験では、イリノテカン投与マウスの舌組織で塩味受容チャネルENaCや細胞接着分子のmRNAおよびタンパク質発現を解析し、味覚異常の分子機構を明らかにする。