研究課題
若手研究
歯髄は根尖孔あるいは副根管でのみ交通し、血管が連続する極めて特殊な構造をしており、生体内相互作用をもって密接に関係している。そのため従来のように歯髄あるいは歯根膜等を単独で評価したのでは、歯髄再生時に起こっている現象を正確にとらえられていない可能性がある。そこで本研究では、まず歯髄細胞をスフェロイド化しフィーダー細胞とした歯根膜あるいは血管前駆細胞と接した簡易的な生体模倣型共培養を行う。そのことで生体により近い状態で血管新生関連シグナルの動態を解析する。