研究課題
若手研究
我が国の第4期がん対策推進基本計画のうちチーム医療の推進は重要な施策の一つである。チーム医療では栄養サポートチーム(NST)による栄養管理が大きな役割を担っているが、医療資源は限られており、科学的根拠も十分とは言えない。本研究では、大規模な住民ベースのコホート研究において、電子化医療情報とがん罹患前後の詳細なアンケート情報、疾病罹患・死亡情報を組み合わせて、NSTによる栄養管理の実態を調査し、がん罹患後のQOLや予後に与える効果を縦断的に検討する。これにより、効率的にNSTを普及させ運営していくための根拠を得て、がん診療の質を向上させ、がん罹患後の生活の質や生存率を改善する具体策を示す。