研究課題
若手研究
本研究の目的は、高齢者の1日の摂食間隔(起床後最初の食事から就寝前最後の食事までの経過時間)は、骨格筋機能や代謝状態を介して新規要介護認定に影響を与えるかを明らかにすることである。地域在住高齢者約1300名を対象に、暴露変数: 1日の摂食間隔、中間変数: 骨格筋機能・代謝状態、目的変数: 新規要介護発生とした媒介分析を行う。さらに、異なる摂食間隔を有する高齢者の栄養上の特徴を把握するために、1日の摂食間隔の三分位値で対象者を分類し、朝・昼・夕・間食の食事ごとに食品群・栄養素等の摂取量、食事の質を比較する。これにより、食生活(摂食間隔)が要介護状態に及ぼす影響を包括的に明らかにする。