研究課題
若手研究
本研究の目的は、呼吸回数測定機器の導入により病院内患者安全が向上するかを評価することである。これまで、疾患の重症度と呼吸回数の相関などは検証されてきた。しかし、それでも呼吸数測定が一般に普及していない理由として、簡易の呼吸回数測定方法が存在しないことがあげられる。現在の目視での呼吸回数測定は、忙しい臨床の現場では現実的に困難である。そのため、どれほど呼吸回数測定の有用性のエビデンスを創出しても臨床現場での呼吸回数測定の順守率を向上させることは困難である。本研究は、学術的必要性を現場に強いるのではなく、実現性を考慮に入れ、簡易なデバイスを導入して普及を目指す研究であるという点にある。