術後の看護において、早期離床は最も重要な援助の一つである。臨床では、術後翌日の患者に対し、清拭の援助を行いながら、離床を行うということはよく見られることである。しかし、術後患者に対する清拭の手順や離床の内容は個々の看護師の判断に任せられている。清拭や離床の援助が患者に良い効果をもたらしていることは明らかではあるが、患者の回復を促進していることを数量化したものはない。 そこで、本研究では、1) 術後早期の患者に対しての清拭と離床を組み合わせた援助の実践方法について、看護師にインタビューを行いその内容を明らかにする。2)清拭-離床プログラムを開発し、その効果を患者立脚型アウトカムを用いて検証する。
|