研究課題
若手研究
AYA世代がん患者はがんの種類を問わず、性と生殖に関する悩みがある。一方で患者と支援者の双方には性と生殖に関する対話に抵抗感や羞恥心があり、相談の場が限られるという課題がある。申請者が開発した「AYA世代がんサバイバーのセクシュアリティに関する情報共有ツール」は、自由記載とチェックシート機能を備えた問診票である。これを用いることで患者のニーズや悩みを支援者と共有し支援者間連携により必要な支援へ繋ぐことを可能にする。本研究では病院と地域で「情報共有ツール」を使用し、支援内容と使用要件を明らかにすることを通じて、病院と地域のシステムに適応したツールの使用方法と支援者の教育方法を検討する。