研究課題
若手研究
医療的ケアを要する子どもたちの支援は喫緊の課題である。てんかんをもつ子どもは、発作による重篤な合併症のリスクを抱えて生活しており、投薬を含む早期対応をすることで、合併症のリスクを減らすことが重要となる。2022年には、非医療者の教職員も、一定の条件下のもとで、てんかん重積治療薬の口腔用液ブコラムの投薬が可能という通達が出されるなど、学校での早期対応も求められている。しかしこれまで、ブコラム投与を含め、てんかん発作の対応に関する教員への支援は構築されていない。本研究で、てんかんをもつ子どもたちの安心した学校生活を目指し、教員の知識・手技・自信の獲得に向けた包括的な教育プログラムの構築に取り組む。