研究課題
若手研究
我が国では、社会の高齢化や生活習慣の変化に伴い循環器病が増加しており、死亡数の増加や要介護の原因となっている。脳循環の機能不全は脳卒中や認知症発症の一因となる。循環器疾患は脳循環に影響することが明らかとなっているが、リハビリの効果に関しては不明点が多いのが現状である。そこで本研究では、急性・慢性的に心大血管疾患を発症した患者において、リハビリテーション介入が超音波エコーから得られる脳循環生理学的指標である脳血流指標、脳血流量指標、脳血管抵抗指標に与える影響を経時的に評価し、リハビリテーションの効果を検証し、我が国の循環医療・リハビリテーション医療の発展に貢献したい。