研究課題
若手研究
骨格筋の特性について汎用性高く評価する指標は未確立である。本申請課題の目的は、骨格筋特性を的確かつ包括的に反映する新たな指標を開発することである。具体的には、生体電気インピーダンス計の使用により、浮腫を認める場合でも水分の影響を受けにくい指標を創出する。研究①では透析分野で使用されている除水量の計算式を応用して、筋量を適切な水分比で計算し直す補正式を決定する。更には、確立した補正後指標の筋機能および疾患予後への適用性を検証するために、研究②では浮腫が存在する患者を対象に筋機能の変化との関連、研究③では心不全の疾患予後との関連について、既存の筋量指標との比較試験を実施する。