研究課題
若手研究
脳梗塞は本邦での要介護患者における疾患別第1位であり、脳梗塞後遺症軽減は喫緊の課題である。これまで有酸素運動による脳神経保護効果としてマイオカインが報告されている。本研究は、脳梗塞の新規治療のため、骨格筋由来ミトコンドリアの骨格筋から脳内への輸送機序の解明を目的とする。骨格筋-血管平滑筋のミトコンドリア細胞間輸送経路をin vivoで検証し、血管平滑筋-血管内をin vitroにてミトコンドリアの血管透過性と血小板への取込みを立証する。最終的には、生体内における骨格筋・脳連関現象を基盤とするミトコンドリア輸送機序を解明し、ミトコンドリア輸送制御による脳梗塞治療方法の開発を狙う。