研究課題
若手研究
市民マラソンでは、体力相応の一定のペースで走り続けることが、レース中の過度な疲労を抑制し、好タイムで完走するための重要なポイントである。一方で登山は、傾斜が時々刻々と変化することから、一定のペースで歩き続けることができない。そのため、同じ距離を同じ時間をかけて歩く場合であっても、一定のペースで歩いた場合と、歩行中にペースが様々に変化した場合とでは、身体への負荷に差が生じる可能性が考えられる。そこで本研究では、歩行中のペースの変調が身体に及ぼす影響を運動生理学の観点から明らかにし、健康づくりや安全な登山のための、新たなトレーニング処方の開発に寄与しようとするものである。