骨格筋由来サイトカインによる他臓器への影響の解明

• 研究課題/領域番号: 25K21004
• 研究種目: 若手研究
• 配分区分: 基金
• 審査区分: 小区分59020:スポーツ科学関連
• 研究機関: 高知県立大学
• 研究代表者: 杉本 拓海 高知県立大学, 健康栄養学部, 助教 (81001683)
• 研究期間 (年度): 2025-04-01 – 2029-03-31
• 研究課題ステータス: 交付 (2025年度)
• 配分額: 4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円); 2028年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円); 2027年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円); 2026年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円); 2025年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
• キーワード: 骨格筋 / 臓器連関 / PGC1α / マイオカイン / 運動

研究開始時の研究の概要

運動は全身に良い影響を与えることは古くから知られているが、そのメカニズムについては不明な点が多い。骨格筋は人体最大の組織であり、近年では運動器としてのみならず代謝臓器としても重要な役割を果たす。転写共役因子 PGC1α は、運動により骨格筋で発現が増加し、骨格筋代謝の変化や生理活性物質(サイトカイン)を分泌させる。本研究では、骨格筋の PGC1α の発現変化による骨格筋の代謝変化や増減する分泌因子に着目し、骨格筋を起点とした他の臓器へ与える影響を検討する。本研究の遂行により、運動による全身への効果のメカニズムを理解する手がかりとなるだけでなく、生活習慣病の予防・改善などの応用が期待される。