研究課題
若手研究
本研究は、加齢による動脈硬化度の増加を有酸素性トレーニングが低下させる機序に、骨格筋由来内分泌因子(マイオカイン):apelinの分泌変動が及ぼす影響を解明する。そのために、有酸素性トレーニングによる骨格筋apelin分泌の変動が血管内皮機能に及ぼす影響や、有酸素性トレーニングによる血管拡張能の増大に対するapelin分泌の貢献度について検討する。さらに、ヒトへの応用として、ヒトの年代・性別におけるapelinの必要分泌量(基準値)を同定する。本研究成果により、apelin分泌を標的とした高齢者の動脈硬化度に対する効果的な運動プログラム開発へと応用が期待できる。