研究課題
若手研究
本研究は,知的障害児および発達障害児を対象とした柔道療育が身体面にどのような効果をもたらすのかを,3年間にわたる縦断的調査を通じて科学的に検証することを目的とする.対象児に対して,筋量・筋力・柔軟性・体幹能力・運動能力などの身体的パラメータを定量的に測定し,柔道療育の有効性を客観的に明らかにする.さらに,国内の放課後等デイサービスとの協力体制を構築しながら調査を進めるとともに,海外における障害者柔道の実践事例も視察し,国際的な視点から柔道療育の可能性を検討する.得られた成果を基に,障害児にとって実践的で安全かつ効果的な柔道療育プログラムの開発と社会実装をめざす.