データ科学が切り拓く量子・古典橋渡し

• 研究課題/領域番号: 25K21169
• 研究種目: 若手研究
• 配分区分: 基金
• 審査区分: 小区分60030:統計科学関連
• 研究機関: 国立研究開発法人産業技術総合研究所
• 研究代表者: 南 俊匠 国立研究開発法人産業技術総合研究所, 量子・AI融合技術ビジネス開発グローバル研究センター, 研究員 (90982835)
• 研究期間 (年度): 2025-04-01 – 2028-03-31
• 研究課題ステータス: 交付 (2025年度)
• 配分額: 4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円); 2027年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円); 2026年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円); 2025年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
• キーワード: 量子データ / 量子古典融合アルゴリズム / 量子コンピュータ / 機械学習

研究開始時の研究の概要

量子コンピュータは、古典コンピュータでは解決が困難な大規模計算問題を超高速に処理できることが期待されている。近年、物理系の量子状態のような本質的に量子力学的な特性を持つデータ（量子データ）に対して、量子コンピュータを活用する動きが活発化している。一方で、画像や自然言語などの多くの古典的データに対しては量子情報処理の有用性はいまだ明らかにされていない。
本研究では、データ科学的な視点から量子データと古典データの差異を分析することで、量子コンピュータを用いた効率的な古典データ処理のための新しい方法論を開発する。さらに、材料科学や金融工学分野における実証研究を通して、量子技術の社会実装を目指す。