研究課題
若手研究
本研究では、ユーザの操作を予測して映像を事前に送信する、投機的映像伝送技術を用いて、遅れを感じさせない超低遅延の映像配信を目指す。本研究が対象とするクラウドゲームにおいては、操作と画面の応答にわずかな遅れがあるだけでも体験が大きく損なわれるため、快適な操作性を実現することが重要となる。本研究では、複数の映像を先回りして送る手法や、ユーザの行動を学習するAIによる映像生成を組み合わせることで、物理的な通信遅延の限界を超えた低遅延映像伝送を可能とすることを目指す。将来的には、遠隔医療や自動運転など、即応性が求められる現実世界のアプリケーションでの利活用を目指す。