研究課題
若手研究
マダニ拡散に重要な野生動物種を特定し、マダニの分布や感染症リスクの要因の解明を目的とする。そこで、どの野生動物をどの程度の量のマダニを運ぶか定量的に評価し、汎用性のあるパラメーターを推定するために以下の4手順を実施する。①捕獲された野生動物に寄生するマダニを採集 ②野生動物検体の捕獲地域で野生動物とマダニの生息密度(RAI)を算出 ③野生動物の生息密度、動物種ごとのマダニ寄生量、土地利用情報と気象情報に基づいて植生中のマダニ生息密度を推定する統計モデル作成 ④統計モデルにMCMC法を使用して、マダニ寄生量の確率分布を推定。