研究課題
若手研究
コーヒーの市場をめぐっては世界の南北間の公正な取引を目指し、フェアトレードや直接取引などの取り組みが実施されてきた。一方、グローバルコモディティとして取引されるロブスタ種のコーヒーは、これまで公正な取引の対象にならなかったが、近年は生産国の国内やさらに狭い地域内で直接取引(地域内取引)を実施する例が見られる。本研究では、このような地域内取引の開拓が、農村の持続的なコーヒー生産と開発に寄与するかを問いとし、ラテンアメリカのロブスタコーヒーの生産地において生産者と消費者の関係性を明らかにする。